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食虫植物って何者?食虫植物の魅力を紹介!

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植物にもかかわらず、虫を食べる「食虫植物」。

一見、「虫を食べる」と聞くと

グロテスクだな・・・

なんか怖い・・・

そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、食虫植物の中にはこんなに綺麗な花を咲かせるものもいるんです!

ムシトリスミレ(アフロディーテ)

この記事では食虫植物とはどんな植物なのか、そしてその魅力ついて解説します。

この記事を読むと、きっと皆さんも食虫植物を好きになってもらえると思います!

食虫植物ってどんな植物?

食虫植物の定義

食虫植物の定義は諸説あるようですが、

  • 生物や生物由来のもの(動物のフンや落ち葉など)から根っこ以外の器官(葉や茎)を使って栄養を得ていること
  • 根っこ以外からも栄養を取れるため、栄養素が乏しい環境でも生きていけること

という定義が一般的です。

雑に言うと、瘦せた土地で生きていけるように虫を捕まえ、根っこ以外から食べるように進化した植物というわけです。

生えている場所

種類によって熱帯雨林から開けた湿地まで世界中様々な場所に生えていますが、共通して栄養素の少ない土壌に自生しています。

虫の捕まえ方

一言に食虫植物と言っても虫の捕まえ方は様々です。

落とし穴式

ネペンテス(ウツボカズラ)
サラセニア

葉が落とし穴のようになっており、入り口からは甘い香りを漂わせて虫を誘います。

ネペンテスは内側がつるつるに、サラセニアは下向きに毛が生えた構造となっており、ともに落ちた虫が脱出できないようになっています。

そして落ちてしまった虫はゆっくりと消化され、徐々に養分として吸収されてしまいます。

粘着式

ドロセラ(モウセンゴケ)
ピンギキュラ(ムシトリスミレ)

葉の正面からねばねばの粘液を分泌しており、止まった虫を捕獲します。

また粘液には消化能力も備わっており、捕まえた虫を解かして吸収します。

挟み込み式

ハエトリソウ(ディオネア)

葉が二枚貝のような形となっており、中にはセンサーの役割を持った毛が生えています。

虫がこの毛に触ると葉が閉じて虫を捕獲、少しづつ溶かして吸収していきます。

落ち葉や雨で閉じてしまわないように、2回触らないと閉じないようになっています!

食虫植物の魅力

虫を食べる瞬間を楽しめる

やはり食虫植物の一番の特徴は「植物が虫を食べる」ということ。

植物なので自分から動いて虫を捕まえに行くことはできませんが、運が良ければ虫を捕らえる瞬間を見れるかもしれません!

コバエを捕らえたムシトリスミレ

個性的な見た目

虫を食べるために進化した植物ということもあり、その見た目は特徴的なものも多いです。

シンプルに「個性的な観葉植物」やインテリアとして、好みの食虫植物を探してみましょう!

個性豊かなハエトリソウ
きれいな花を咲かせるものも!
ウトリクラリア(ミミカキグサ)
ムシトリスミレ

生活スタイルに合った植物が選べる

食虫植物は世界中に自生しており、栽培に適した環境もそれぞれ違います。

一年中ベランダで管理できるものもあれば、室内栽培が向いているものあるため、自分が用意できる環境に合わせて選ぶことが可能です!

ハエトリソウやサラセニアは一年中屋外で栽培可能です!
ネペンテスは室内でも栽培可能です!

簡単に殖やせる

種類にもよりますが、基本的に食虫植物は意外と簡単に殖やせます。

殖やした株は万が一枯れてしまった場合の予備にしたり、誰かに譲ってみてもいいかもしれませんね!

ハエトリソウの株分け

ハエトリソウは毎冬の植え替え時に株分けで殖やせます。

モウセンゴケの葉挿し

モウセンゴケは切り取った葉から発芽させる「葉挿し」で殖やせます。

まとめ

今回は食虫植物とはどんな植物なのか、そしてその魅力をお伝えしました。

夏になると園芸店やホームセンターで売られていたりと、意外と身近な植物です。

夏になると園芸店に特設コーナーが!

ぜひ見かけたら手に取ってもらえると嬉しいです!

また、栽培初心者の方に向けた記事も多数掲載しています。

興味があれば、他の記事もぜひ読んでみてください!

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いがぐりボーイ
いがぐりボーイ
食虫植物栽培歴4年。 休日は植え替えと園芸店巡りをして過ごす会社員。 最近子供が生まれました!
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