ウツボカズラ(ネペンテス)の育て方
皆さんこんにちは!
私は3年ほど前から食虫植物の栽培をしている「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けの食虫植物の栽培について紹介していきます!
突然ですが、食虫植物と言えば「ウツボカズラ」という方も多いのではないでしょうか?
一般的な観葉植物とは一線を画す見た目はインテリアとしても魅力的ですね!
ただ、あまりにも個性的な見た目をしているため育て方もわからず、実際に育てようと思うと少しためらってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、今回はウツボカズラを育てるポイントを5つ紹介します!
なお、これから栽培を始める方にオススメのウツボカズラは前回の記事をご覧ください!
ウツボカズラってどんな植物?
ウツボカズラの特徴
ウツボカズラはネペンテス科、ネペンテス属に分類される植物で原種だけでも170種類以上が確認されている食虫植物です。
生息地は主にマレーシアやインドネシアなどの東南アジアからスリランカやマダガスカルといった熱帯地域です。
また、生えている場所は荒れ地や崖など養分が乏しい土壌が中心です。
葉っぱの先端についている捕虫袋の蓋からは甘い香りを発しており、つられて寄ってきた虫は足を滑らせて袋に転落してしまいます。
そして袋の中に溜まっている消化液でゆっくりと溶かして養分としてしまう、というわけですね。
生えている土壌では栄養補給が不足するため、虫を捕まえることでそれを補っているそうです。
ウツボカズラの育て方の基本
ウツボカズラのみに限らず、食虫植物の栽培において重要なのが、自生地の環境にいかに近づけるかです。
種類によっても異なりますが、基本的にウツボカズラは高温多湿な熱帯雨林や山岳地帯に自生しています。
日当たり
ウツボカズラは強めの光を好み、光が不足してしまうとツボが付きにくくなってしまいます。
そのため、室内で育てる場合はLEDを使用するか、日当たりの良い窓際で管理することをお勧めします。
なお、屋外での栽培も可能ですが、夏場の直射日光は強すぎるため、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。
真夏は少し日陰になるところや、遮光ネットなどを使って様子を見ながら管理しましょう!
私は百円ショップで販売されているすだれを使って遮光しながら夏を乗り越えました!
温度
ウツボカズラは亜熱帯から熱帯に自生している植物なので、枯らさないためには最低気温は10度以上で管理をする必要があります。
地域によって多少時期は異なりますが、6月から10月ごろまでは屋外で栽培可能です。
逆に言えば、11月から5月ごろまでは室内で加温して育てる必要があります。
X(旧Twitter)などでは、大掛かりな設備を使われている方のツイートを目にすることも多いですが、これから始めるにあたってはそこまで大きな設備がなくても大丈夫です!
食虫植物好きの中では衣装ケースを使った簡易温室がよく知られるところですが、前回の記事で紹介した種類であれば、日当たりの良い窓際でも冬越しできる場合も多いです!
こちらは以前、私が使っていた簡易温室です。
詳しい作り方はまた別の記事でご紹介します!
湿度
熱帯雨林に自生していることもあり、湿度も重要なポイントです。
冬場は湿度が下がるので、室内で加湿器を使用するか、先ほど紹介した簡易温室を使用して湿度を保ちましょう!
また、一年を通して定期的に霧吹きで葉水を行うこともオススメです!
水やり
常に用土がびちゃびちゃだと根っこが呼吸できず、ダメージを与えてしまいます。
どんな用土を使うかにもよりますが、基本的には用土の表面が乾いたら水やりと覚えてください!
用土
ウツボカズラを含む食虫植物は栽培している環境によってベストな用土は異なります。
なので「この用土が絶対正解!」というものは無いと思っています。
ただ、これから食虫植物栽培を始める方には乾燥水苔をオススメします!
乾燥水苔は通気性と保湿性を兼ね備えているので、食虫植物栽培において広く定番とされています。
なお、販売時には乾燥して梱包されているので、水に戻して使いましょう。
味噌汁に入れる乾燥わかめと同じような使い方です!
まとめ
今回はウツボカズラを育てるにあたってのポイントを5つ紹介しました。
もちろん一言にウツボカズラと言っても原種だけで170種類上が発見されていますので、今回紹介した方法だけですべてうまくいくというわけではありません。
ただ、一般的にホームセンターや園芸店で販売されている品種は丈夫なものが多いので、まずは紹介した方法での栽培をオススメします!
育てている地域や確保できる栽培スペースと相談しながら、自分に合った育て方を探していきましょう!
ぜひ皆さんのご家庭でもウツボカズラを育ててみましょう!
また、皆さんの栽培環境もコメント欄から教えていただけると幸いです!
以上、いがぐりボーイでした。