ムシトリスミレの育て方
皆さんこんにちは!
私は3年ほど前から食虫植物の栽培をしている「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けの食虫植物の栽培について紹介していきます!
食虫植物いうと「ハエトリソウ」や「ウツボカズラ」など、独特で少しグロテスクなイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私はグロテスクなところも魅力だと思います!
しかし、食虫植物の中にはこんな見た目のものもあります。
いかがですか?
ぱっと見、食虫植物には見えない多肉植物のような可愛さがありませんか?
これは「ムシトリスミレ」という、れっきとした食虫植物です。
今回はそんな一風変わった食虫植物「ムシトリスミレ」を食虫植物栽培の初心者の方に向けて紹介します!
ムシトリスミレってどんな植物?
ムシトリスミレの特徴
ムシトリスミレはタヌキモ科、ムシトリスミレ属に分類される植物です。
スミレのようなきれいな花を咲かせることからそう呼ばれているそうですが、実際にはスミレとは全く関係のない植物です。
栽培されている方の間では「ピンギキュラ」と呼ばれていますね!
自生地
アメリカの平地からヨーロッパ、メキシコの高山まで広く分布しています。
実は日本にも自生しています!
ムシトリスミレの虫の捕まえ方
ムシトリスミレはモウセンゴケと同じく「粘着式」という方法で虫を捕らえます。
葉からは粘着性のある液体が分泌されています。
虫が触るとくっついて動けなくなり、そのまま消化吸収されます。
置き場所によってはよくコバエがくっつきます!
ムシトリスミレの種類
ムシトリスミレは自生地によって熱帯高山性・温帯高山性・温帯低地性に分類されることが一般的です。
ホームセンターや園芸店では温帯低地性と熱帯高山性が販売されています。
自生地によって育て方も異なりますが、ホームセンター産のものは比較的育てやすいです。
ムシトリスミレの育て方の基本
ホームセンターや園芸店で一般的に販売されているものでも「熱帯高山性(メキシカン)」と温帯低地性(アメリカン)で育て方が大きく異なります。
日当たり
他の食虫植物と同じく日当たりは必要ですが、葉焼けしてしまうので必要に応じて遮光が必要です。
夏の管理
熱帯高山性(メキシカン)
暑さに弱いので、28度以下を目安にエアコンを使用するか、屋外の涼しい場所に置きましょう。
温帯低地性(アメリカン)
腰水が直射日光で温まらないように管理しましょう。
冬の管理
熱帯高山性(メキシカン)
秋から冬は水やりを控えることで冬芽を形成して休眠します。
最低5度程度を目安に室内で管理しましょう!
温帯低地性(アメリカン)
寒さに強いので、そのまま屋外で管理しましょう。
地域によっては凍らないように注意しましょう!
水やり
基本的に腰水管理が無難ですが、それぞれ水の深さが異なります。
熱帯高山性(メキシカン)
過湿に弱いので、浅い腰水か用土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
温帯低地性(アメリカン)
深めの腰水で大丈夫です。
腰水とは
腰水は1~2cmほど水を貯めた受け皿の上に鉢を置き、鉢底から給水する方法です。
受け皿の水が減ったらまた受け皿に水を注ぎます。
用土
他の食虫植物と同じく、これから栽培を始める方は乾燥水苔がオススメです。
私は水苔で根っこを包み、鹿沼土で植えています!
水苔は保湿性と通気性に優れているため、食虫植物栽培の定番用土として使われています!
水で戻した水苔を根っこの周りを囲んで植木鉢に植え込みましょう。
まとめ
今回はかわいらしい見た目の食虫植物、「ムシトリスミレ」を紹介しました。
種類によって育て方が異なるので、購入前に「メキシカン」か「アメリカン」のどちらなのか調べてみるといいかもしれませんね!
また、食虫植物のなかでも特にかわいい花を咲かすので、観葉植物として育ててみてもいいですね!
私もきれいな花が見れるようにムシトリスミレ栽培を頑張っています!
ぜひ皆さんのムシトリスミレが花を咲かせたらコメントで教えていただけると嬉しいです!
以上、いがぐりボーイでした。