【栽培記録】ウツボカズラの挿し木
皆さんこんにちは!
食虫植物大好き社会人「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けの食虫植物の栽培について紹介していきます!
皆さん、育てているウツボカズラを増やしてみたいとは思いませんか?
ウツボカズラの増やし方として最も簡単なのが「挿し木」です。
挿し木は伸びたツルや枝を切り取って用土に挿すことで植物を増やす方法です。
ウツボカズラの種類によって挿し木の難易度は異なりますが、比較的手軽に増やすことができます。
適期は成長期が始まる5~6月ですが、9月ごろに挿し木した挿し木が育ってきたので今回は植え替えを行っていきたいと思います。
ウツボカズラの育て方を確認されたい方はこちら!
ウツボカズラの増やし方
受粉させて種から増やす
ウツボカズラは受粉させ、種から増やすことも可能です。
しかし、種の採取は難易度が高く、初心者にはオススメできません。
ウツボカズラはオスとメスがあるため、受粉させるには複数を同時に開花させる必要があります。
挿し木で増やす
挿し木は伸びすぎた枝や脇芽を切り取って土に挿すことで増やす方法です。
種類や時期によって難易度は異なりますが、最も簡単なウツボカズラの増やし方です。
挿し木のやり方
挿し木のやり方を簡潔に書くと以下の通りです。
- 伸びすぎた枝を葉を2~3枚付けた長さで切る
- 残した葉を半分くらい切り取る
- 鹿沼土の細粒に挿して2週間腰水で管理
- 2週間経ったら腰水をやめて通常の水やりに変える
- 3カ月経って新芽が出たら植え替え
挿し木の時期
成長期が始まる5~6月ごろが成功率が高いといわれています。
冬は避けた方が無難です。
挿し木後の成長記録
9月に室内に取り込む際、スペース的な問題で剪定、挿し木しました。
ちょうど3カ月経過したので、抜き取って様子を見てみたいと思います。
挿し木したウツボカズラ「N.ventrata」
今回、挿し木にしたのがこの「N.ventata(ベントラータ)」です。
ベントラータは最も販売されているウツボカズラでとても育てやすい種類です。
とはいえ、さすがに育ちすぎて温室に入らないため、選定して挿し木にしました。
3か月後
挿し木から3か月後の様子がこちら
スペース的な問題で数本ほかの鉢に移植しましたが、残った挿し木はしっかりと成長し葉を展開しています。
根の状態
用土から抜き取った様子がこちら
成長期ではない時期の挿し木だったので少し不安でしたが、想像以上にしっかり根が生えていました。
これなら植え替えても大丈夫そうです。
植え替え
別々の鉢に植え替えていきます。
普段は水苔を使用するのですが、今回は水苔と鹿沼土のそれぞれに植え替えて成長具合を観察していきます。
水苔
根を水苔で囲んで玉にします。
それを鉢底石(日向土の中粒)を敷いた鉢に突っ込みます。
程よい硬さに水苔の量を調整したら完成です。
鹿沼土
ちょうどよい高さで固定できるように鹿沼土の小粒を敷きます。
高さを定めたら鹿沼土細粒を流し込みます。
細かい粉塵が出なくなるまで、上から水を掛けたら完成です。
まとめ
今回はウツボカズラの挿し木の方法を紹介しました。
適期は5~6月ではありますが、加温ができれば秋ごろまで可能なようです。
あとはしっかり成長できるように温室で管理していきます。
また、用土による成長の違いも定期的にお伝え出来たらと思います。
ぜひ皆さんもウツボカズラを大きく育てて挿し木にチャレンジしてみてください!
以上、いがぐりボーイでした。