ハエトリソウ

【ハエトリソウ栽培の始め方】初心者にオススメの育て方を完全解説

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食虫植物の代表格ハエトリソウ

夏になると園芸店やホームセンターで目にする機会も増えますね!

毎年5月ごろから園芸店に並びます!

いかにも虫を食べそうな見た目と食べる瞬間の見たさから購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まるで口のような葉が印象的です!

しかしこのハエトリソウ、買ったはいいもののどう育てればよいか分からない方も多いのではないでしょうか?

実はハエトリソウは他の観葉植物とは少し異なる育て方が必要なため、知らずに育てると枯らしてしまう可能性があります。

なぜなら、食虫植物の多くは他の植物とは異なる環境で進化した植物だからです。

私も初めて育てたハエトリソウは枯らしてしまいました・・・

そこで、この記事では「初心者の方にオススメのハエトリソウの育て方」を紹介します。

この記事を読むと、

  • これからハエトリソウを育ててみたい
  • 今年からハエトリソウ栽培を始めた
  • 今までハエトリソウを枯らしてしまった経験がある

そんな方でも安心してハエトリソウの栽培を始められるようになります!

結論は下記の6つです。

ハエトリソウ栽培の6つのポイント
  • 購入後はまず植え替え
  • 日当たりの良い屋外で栽培
  • 絶対に水を切らさない
  • 冬も室内に取り込まない
  • むやみに葉を閉じさせない
  • 肥料は与えない

ハエトリソウの栽培では以上の6つに気を付けていただければ、初心者の方でも安心して育てていけると思います!

ハエトリソウとは?

自生地

北アメリカのノースカロライナ州やサウスカロライナ州の開けた湿地に自生しています。

ウツボカズラとは違って、日本と同じく四季のある地域です。

1属1種の食虫植物

ハエトリソウは学名をDionaea muscipula(ディオネア マスシプラ)といい、モウセンゴケ科ディオネア属に属する唯一の植物です。

ただ、大量生産の過程で様々な変異が確認されており、個性豊かな園芸品種として流通しています。

植物学的には1属1種ですが、見た目のバリエーションが豊富です!

個性豊かな園芸品種

虫のとらえ方

ハエトリソウの葉は二枚貝のような形になっています。

そして葉の内側には片側3本づつ毛が生えています。

この毛がセンサーとなっており、虫が2回触れると葉が閉じて虫を捕らえます。

確実に虫を捕らえるためにあえて”2回”触ると閉じる仕組みになっています!

ハエトリソウ栽培の6つのポイント

ハエトリソウを育てるにあたり、私が大切だと思っていることは下記の6つです。

ハエトリソウ栽培の6つのポイント
  • 購入後はまず植え替え
  • 日当たりの良い屋外で栽培
  • 絶対に水を切らさない
  • 冬も室内に取り込まない
  • むやみに葉を閉じさせない
  • 肥料は与えない

購入後はまず植え替え

まずは購入直後のお話です。

ハエトリソウをはじめ、食虫植物は購入時に黒っぽい土に植えられています。

購入時に使用されている土(ピートモス)

これはピートモスと呼ばれる土で大量生産には向いていますが、夏の暑さで腐敗してしまう恐れがあります。

購入後は一度植え替えてから栽培を始めることをオススメします!

水苔で植え替え

使用できる用土は様々ですが、最初は乾燥水苔の使用がオススメです!

肥料分が含まれた一般的なお花用の土は使用しないようにしましょう!

日当たりの良い屋外で栽培

ハエトリソウは開けた湿地に自生している植物です。

そのため、栽培において光はとても重要です。

できるだけ日当たりの良い場所で育てましょう!

日当たりの良い屋外で栽培

栽培家の中には室内で育てている方もいらっしゃいますが、LED照明などそれなりの設備が必要となります。

最初は屋外での栽培がオススメです!

最近の夏は死ぬほど暑いので、真夏は少し遮光してあげましょう!

絶対に水を切らさない

ハエトリソウの自生地は湿地です。

つまり常に水が豊富な環境となります。

家庭で栽培するうえでも、水は切らさないように管理しましょう!

水を貯めた受け皿の上に置く鉢を置く「腰水」管理がオススメ!

水を貯めた受け皿の上に置く「腰水」

冬も室内に取り込まない

ハエトリソウの自生地は日本と同じく四季がある地域です。

そのため、寒くなってきたからといって暖かいところに取り込む必要はありません。

暖かい地域原産のウツボカズラとは異なりますね。

ハエトリソウは寒くなると休眠状態になり、翌春からの成長に備えます。

休眠中はぱっと見枯れたような状態となりますが、根っこは生きているので、日当たりと水は切らさないように屋外管理を続けましょう!

休眠中のハエトリソウ

購入後を除き、植え替えは休眠中に行うのがオススメ!

むやみに葉を閉じさせない

ハエトリソウの一番の特徴は「葉を閉じて虫を捕らえること」だと思います。

虫を捕らえる瞬間が見たくてハエトリソウを購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

虫を捕らえたハエトリソウ

ただ、ハエトリソウは葉を閉じるために莫大なエネルギーを消費しています。

そのため、何度も空振りをさせていると体力を使い果たして枯れてしまいます。

むやみに葉を閉じさせるのはやめましょう。

どうしても閉じるところを見たいときは、チーズや肉片などの餌を与えてあげましょう。

お店に並んでいる商品のハエトリソウは決して閉じさせないようにしましょう。

肥料は与えない

ハエトリソウをはじめ、食虫植物はもともと栄養素が少ない土地に自生しています。

そのため、他の植物と同じように肥料を与えてしまうとかえって調子を崩してしまう場合があります。

はじめは肥料無しでの栽培から始めることをオススメします!

肥料無しでもとても元気です!

いわば捕らえた虫が肥料になります。

まとめ

今回は私が考えるハエトリソウ栽培のポイントを6つ紹介しました。

ハエトリソウ栽培の6つのポイント
  • 購入後はまず植え替え
  • 日当たりの良い屋外で栽培
  • 絶対に水を切らさない
  • 冬も室内に取り込まない
  • むやみに葉を閉じさせない
  • 肥料は与えない

これからハエトリソウ栽培を始められる方もこの育て方を試してもらえれば、安心して育てていけると思います!

大掛かりな設備も必要ないので、ポイントさえ押さえれば育てやすい食虫植物だと思います!

また、さらに詳細な育て方についてはまた他の記事でご紹介できればと思います。

ぜひ他の記事も読んでみてください!

以上、いがぐりボーイでした。

ABOUT ME
いがぐりボーイ
いがぐりボーイ
食虫植物栽培歴4年。 休日は植え替えと園芸店巡りをして過ごす会社員。 最近子供が生まれました!
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