【ウツボカズラ栽培の始め方】初心者がウツボカズラを購入した後にやるべき3ステップを完全解説
食虫植物の代表格ウツボカズラ(ネペンテス)。
夏になると園芸店やホームセンターで目にする機会も増えますね!
その個性的な見た目から、つい購入された方もいらっしゃると思います。
しかし、ウツボカズラを買ってみたは良いものの、その後どう育てていけばいいか分からない方も多いのではないでしょうか?
実はウツボカズラを始めとした食虫植物の栽培方法は他の観葉植物とは少し異なります。
なぜなら、食虫植物の多くは他の植物とは異なる環境で進化した植物だからです。
そこで、この記事では「初心者の方がウツボカズラを購入した後にやるべき3つのこと」を紹介します。
この記事を読むと、
そんな方でも安心してウツボカズラの栽培を始めらるようになります!
結論は下記の3つです。
- 置き場所の確保
- 植え替え
- 害虫対策
ウツボカズラの購入後、上記に気を付けてもらえれば元気に育てていけると思います!
今回も園芸店やホームセンターで販売されている種類に絞って紹介していきます!
ウツボカズラ(ネペンテス)ってどんな植物?
熱帯地域に自生する食虫植物
ウツボカズラはウツボカズラ(ネペンテス)属の食虫植物で、東南アジアを中心とした熱帯地域に広く自生しています。
葉の先端には特徴的な袋が付いており、中に落ちた虫を消化・吸収する独特な特徴を持っています。
基本的に栄養の乏しい場所に生えているため、虫を捕らえて栄養を補っています。
長く栽培を楽しめる多年草
ウツボカズラは熱帯地域に自生している植物なため、主に5月~9月の夏の期間に販売されています。
しかし、多年草なので正しく栽培できれば、冬を超えて長く育てていくことができる植物です。
ウツボカズラの購入後にやるべきこと3つ
置き場所の確保
ウツボカズラは熱帯植物のため、季節ごとの管理方法が異なります。
店頭で販売されている種類であれば大掛かりな栽培設備は必要ありませんが、事前にご自身の環境で栽培できるかチェックしてから購入しましょう!
せっかく買っても上手に栽培できなかったら悲しいですからね!
夏の管理
ホームセンターや園芸店で購入できるウツボカズラは暑さには強いものが多いです。
そのため、春から秋ごろまでは基本的に屋外栽培が可能です。
ただ、直射日光はウツボカズラにとっては強すぎて葉焼けを起こしてしまう可能性があります。
屋外管理の場合は50%程度の遮光をして栽培しましょう!
冬
ウツボカズラは暑さには強い一方で寒さには弱いものが多いです。
秋から冬の気温が下がる時期には室内に取込み、温度と湿度を確保して栽培しましょう!
植え替え
ウツボカズラを始め、食虫植物は購入時には黒っぽい土に植えられています。
この土はピートモスという土で、このまま育てると夏の暑さで腐敗してしまう恐れがあります。
購入後は一度植え替えてから栽培を始めることをオススメします!
食虫植物は肥料無しでも問題ありません!勝手に虫を食べます!
害虫対策
食虫植物は虫を捕らえて栄養とすることができますが、実は病害虫の被害にあってしまうことがあります。
ウツボカズラの場合、特にスリップスやダニ類のようなとても小さな害虫に被害にあうことがあります。
これらの被害にあうと株が弱ったり、葉や袋が変形してしまいます。
被害にあわないためには栽培環境を整えることはもちろん、予防として家庭栽培用の農薬が効果的です。
希釈せずにそのまま使えるお手軽なものも販売されているので、植物を購入する際にはぜひ一緒に買ってみてください!
私はベニカXネクストスプレーを愛用しています!
希釈せずに使えるため、初心者の方にオススメです!
まとめ
今回はウツボカズラを購入したらやるべき3つのことについて紹介しました!
- 置き場所の確保
- 植え替え
- 害虫対策
植物の栽培においては、「絶対正解」の栽培方法はないと思います。
生活している環境や育てている植物によっていろいろな正解があるからです。
ただ、今回紹介した方法であれば、初心者の方もウツボカズラ栽培を安心してスタートできると思います!
まずは今回紹介した栽培方法で始めてもらい、徐々に自分に合った栽培方法を見つけていってもらえればと思います!
また、もっと詳しい栽培方法は以下の記事で紹介しています。
ぜひ読んでみてください!
以上、いがぐりボーイでした!