ネペンテスの植え替え方(鹿沼土編)
皆さんこんにちは!
食虫植物大好き人間「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けに食虫植物について紹介していきます!
先日の「春のオーキッド&ボタニカルフェア2024」で購入した「N.ampullaria “Black miracle” × x hookeriana」。
現在植えられている用土はまだ劣化していませんが、今後の管理のしやすさを考えて植え替えをしようと思います。
また、普段は水苔を使用して栽培をしていますが、今回はこちらの書籍を参考に鹿沼土で植え替えてみたいと思います。
ネペンテスの育て方を確認されたい方はこちら!
購入後の植え替えについて
購入後に植え替えをする理由
賛否両論あるかと思いますが、私は購入後に植え替えをした方が良いと考えています。
購入後に植え替えをする主な理由は以下の通りです。
- 根の状態確認
- 自分の栽培環境に合った用土への植え替え
根の状態確認
ネペンテスは根に病害虫が付いてしまうことがあります。
その中でも特に「ネマトーダ(ネコブセンチュウ)」と呼ばれる小さな生物は注意が必要で、もし感染してしまうと根を切り捨てて挿し木にするしか生き残る道はなくなってしまいます。
また、ネマトーダは水を伝って他の株にも伝染していくので、もし感染した株を持ち込んでしまうと大惨事になりかねません。
他の病害虫と違い、薬剤での駆除も難しいです・・・
ネマトーダに感染した株は根に不自然なコブが発生します。
購入後は根に異常がないかを確認するために植え替えを行います。
持ち込まないことが何より大事ですね!
自分の栽培環境に合った用土への植え替え
ネペンテスの栽培には様々な用土が使用されます。
育てている種類や栽培環境によって適した用土は変わってくるため、自分の環境に合った用土に植え替えることで管理がしやすくなります。
「どんな環境でも絶対正解」の用土は存在しないので、自分に合った用土を栽培の中で見つけていきましょう。
また、用土を統一することで、水やり頻度や根の状態を管理しやすくなります。
普段よりも用土の渇きが遅くなっていたら、根腐れしているかもしれませんね。
用土について
乾燥水苔
食虫植物に使用される用土は多岐にわたりますが、その中でも定番と呼ばれているのが水苔です。
水苔は保水性と通気性がよく、また酸性土壌を好む食虫植物にとって適した弱酸性の用土です。
私も普段は水苔を使用しています。
鹿沼土
水苔と同様に鹿沼土も食虫植物の栽培でよく使われる用土です。
鹿沼土だけでも栽培可能ですが、他の用土とブレンドして使用されることも多いです。
参考書籍
今回参考にしたのは以前紹介したこちらの書籍です!
ネペンテスを中心とした食虫植物全般の育て方が分かりやすく書かれている書籍です。
これから食虫植物を栽培される方は植物と合わせて購入することをおすすめします!
レビュー記事はこちら!
使用するもの
鉢
私はスリット鉢を使用しています。
鹿沼土 小粒
鉢底に敷き詰めます。
鹿沼土 細粒
株の周りに流し込みます。
ヤシガラ(ベラボン)
用土の表面に敷き詰めます。
鹿沼土での植え替え方法
鉢から株を用土ごと抜き取る
まず鉢から株を用土ごと抜き取ります。
その際、茎や新芽を折らないよう気を付けましょう。
無理やり引っこ抜かず、逆さにして鉢を外すイメージで抜き取ります。
根を切らないように古い用土を取り除く
根周りから古い用土を取り除きます。
なお、ネペンテスは根がとても繊細です。
根が切れないように注意して取り除きましょう。
なかなか取れない土は無理に取らなくても大丈夫です!
そして用土を外した状態がこちらです。
黒く細い根がたくさん伸びています。
この際に根にコブのようなものがないか確認しましょう。
見たところ不自然なコブはありませんね!
鹿沼土の小粒を鉢底に敷く
鉢底に鹿沼土の小粒を敷き詰めます。
株を実際に配置し、ちょうど良い高さになるように鉢底に小粒の鹿沼土を足していきます。
深めに植えた方が株が安定します!
株の横から鹿沼土の細粒を流し込む
株が配置出来たら横から鹿沼土の細粒を流し込んで周囲を固めていきます。
用土の表面にヤシガラを敷き詰める
鹿沼土の細粒はとても小さいので、上から水をかけるとそれだけで掘り返してしまいます。
用土の表面にヤシガラを敷き詰めることで、用土が移動してしまうのを防ぐことができます。
しっかりと水を上げて完成!
最後に上から水を上げて完成です!
水を上げる際は鉢底から出てくる水が透明になるまでしっかりとあげましょう!
植え替え後はいきなり強光に当てるのは避けましょう。
まとめ
今回は鹿沼土を使用したネペンテスの植え替えを紹介しました。
植え替えてみた感想としては、やはり水苔よりも簡単に植え替えができたように感じます。
水苔での植え替えが苦手な方は一度試してみることをオススメします!
これからの季節はネペンテスの成長期です。
水苔植えと比較して、どのように生育の違いが出るかを楽しみに栽培をしていきたいと思います!
以上、いがぐりボーイでした。