モウセンゴケの冬越しについて
皆さんこんにちは!
私は3年ほど前から食虫植物の栽培をしている「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けの食虫植物の栽培について紹介していきます!
前回は食虫植物の冬越し方法についてご紹介をしました。
その際に触れなかったモウセンゴケ(ドロセラ)の冬越しについて今回はご紹介します!
モウセンゴケといっても種類が豊富で200種類以上が確認されています。
その中でもホームセンターや園芸店で販売されているものは、初心者でも育てやすいものが多く、初めて食虫植物を栽培される方にもおすすめです!
ただ、「モウセンゴケ」と一言にいっても、自生地が異なると育て方も異なります。
私も以前、冬場の管理方法を誤って危うく枯らしかけました(汗)
そこで今回は食虫植物の栽培をこれから始める方でもわかるように、ホームセンターや園芸店で一般的に販売されているモウセンゴケの冬越し方法をご紹介します!
モウセンゴケの冬越し方法は大きく分けて二つ
- 1年中成長するグループは室内(または温室)に取り込んで加温
- 冬季休眠するグループは屋外でそのまま管理
モウセンゴケとは
モウセンゴケとは、モウセンゴケ科ドロセラ属に分類される植物で日本を含め世界中に分布しています。
葉から粘着性のある消化液が分泌されており、ハエや蛾などの小さい虫が触れると身動きが取れなくなってしまいます。
その後はゆっくりと消化し、養分としてしまうというわけです。
虫にとっては恐ろしい植物ですが、分泌される粘液は日に当たるとキラキラ輝きとても綺麗です!
また、成長するととてもきれいな花を咲かせるため、鑑賞価値も高い食虫植物ではないでしょうか。
ドロセラ(モウセンゴケ)のグループ分け
ホームセンターや園芸店で一般的に販売されている種類は大きく2つに分類されます。
- 1年中成長するグループ
- 冬季休眠するグループ
この2つのグループの主な違いは生息している地域です。
生息している地域が日本と近い環境であれば、温室等を使用しなくても問題なく栽培することが可能というわけです!
逆に、日本と異なる環境に生息している種類にとって日本の冬は少し過酷な環境となります。
モウセンゴケ自体は頑丈なものも多いため、そこまでシビアに管理しなくても何とかなることも多いですが、できれば過ごしやすい環境を作ってあげたいですね!
1年中成長するグループ
1年中成長するグループは主に南アフリカやオーストラリアの温暖な地域など亜熱帯から熱帯に生息しています。
そのため、冬も室内に取込み加温をすることで1年中成長させることが可能です。
温度の目安は種類によって異なりますが、最低5~7度以上で越冬できる種類が多いようです。
なお、冬に室外で加温せずに管理した場合、地上部分は枯れこんでしまいます。
翌春には新たな芽が出てきて再び成長を始めますが、可能であれば温室等で加温してあげるとよいでしょう。
私が栽培している「D.capensis(カペンシス)」も昨年うっかり屋外に出しっぱなしにして冬を過ごしました。
地上部は枯れてしまいましたが、春には根元から新たな芽が出て生育を再開しました(汗)
冬季休眠するグループ
対して、冬季休眠するグループは主に寒地や温帯の地域に生息しています。
このグループに分類されるものの中には日本にも生息しているものも含まれています。
私も屋久島に旅行に行った際、水が滴る岩場に自生しているモウセンゴケを発見しました!
つまり、日本の冬でも特に問題なく屋外栽培することができます!
これらのグループは冬になると冬芽を形成し、春になると再び成長を再開します。
まとめ
今回はホームセンターや園芸店で販売されているモウセンゴケの冬の管理方法について紹介しました。
モウセンゴケの冬越し方法は大きく分けて二つ
- 1年中成長するグループは室内(または温室)に取り込んで加温
- 冬季休眠するグループは屋外でそのまま管理
ベランダや庭での屋外栽培を検討されている方は冬季休眠するグループから選ばれるのがいいかと思います!
また、モウセンゴケはウツボカズラ等と比べると多少寒さには強いため、園芸用ヒーターなどを使用しなくても室内取込みだけで越冬できる場合も多いです。
日当たりの良い窓際に置いたり、衣装ケース等の簡易温室が用意できるようであれば、1年中成長するグループもぜひ育ててみてください!
以上、いがぐりボーイでした!